2015年10月24日の土曜日は、琵琶の師が出演される舞台を拝見に、東大前の求道会館に。建礼門院の語る六道沙汰 「大原御幸」。 語りと能管、篠笛、琵琶、鳴りものにて。
会場中に音と声で紡がれた美しい紗の布地が現れたような、とても素敵な公演でした。
六道沙汰を語る行為自体が建礼門院の心の救済を兼ねているとして、、第二部の演出があまりにもそのクライマックスにぴたり合致しているように感じました。本当に本当に美しかった。
音の粒が重なって重なって、螺旋を描きながら上昇してゆく様を久しぶりに見た第二部後半。調和するだけが語りや音の美しさでは無いのだなあと実感しました。耳福。