先日、演奏する時は一体何を考えますか?と尋ねられて「ハテ・・・・?」となったのですが、「身体化された言語」という考え方に行き当たり、腑に落ちました。次のリハの時にお話ししてみよう。ますます面白い事を思いつくかもしれない。
演奏の時は多分「思い出して」います。
詞の意味の先の・・・詞の響き、特に「身体が記憶している響き」など。多分。
あと、琵琶の音をひたすら聞いています。
合いの手というのは「節の終わり」ではなく「節/詞の前」です。次の詞を連れてくる物です。
それは演者の呼吸と連動して、様々な力を発揮します。
空白の間のようにも聞こえるけれど、果てしなく物語が流れていたりします。
ところで琵琶の音楽は無拍ですが、詞章(ことば)には、モーラ(拍)と音節が。今更ですが、この言語化によって詞の理解が大いに進んだのは昨日のことです。
「節として歌う」が故に、拍と音節の理解に客観性が薄れがちな点を具体的に改善できそう。
詞や物語の顕現にも大いに影響することで、そこから先は発声の身体能力となってきますね・・・。声を練る、磨くということが古典芸能においていかに大切か、という事です。
偉そうに物申していますが浅学です。ますます勉強に励みます。
ということで、明日ゲスト参加させていただく素敵なイベント「コンダクションカフェ」のテーマは「言語と身体性」です。
即興/コンダクション には不慣れすぎて頓珍漢な接し方になりそうですが、楽しむに限ります。
明日の夜、月花舎様にてお目にかかりますのを楽しみにしています!
お時間とご興味がおありの方はぜひ参加してみてくださいね!
2025年10月6日(月)
コンダクションカフェ@月花舎 “言語と身体性”
参加費¥1000(会場費)+Music Chagre(自由料金)+ドリンク

※余談ですが、身体というテーマになると
LEE BUL氏 と押井守氏と鶴田錦史のmashupで頭が楽しいことになります。
・LEE BUL氏の作品集「From Me,Belongs to You Only」
・押井守氏の「イノセンス創作ノート・人形・建築・身体の旅+対談」
はおすすめ。
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