暁の歌

すっかり離れたと思った頃、又側にやって来た音楽。人間万事塞翁が馬。

いつか人知れず咲くかも知れない「音を楽しむ」という名の花の種を、ずっと昔に植えて貰っていたのだなとも思います。

最近思い出すのは、オタマジャクシを書き直してくれる先生のピンクのボールペン、夕日の当たる埃っぽい部屋の旧いエレクトーン、音楽室。

色々なことを忘れながら生きている様でも、悲しいことは悲しく、辛いことは辛く、それなりに血肉となって今に至る。

だから今できることにジッと向き合うことこそ大切なのかも知れないし、結局それしかないのかも知れない。

最近は内田光子さんの弾く、シューマンの「暁の歌」Schumann: G Minor Sonata; Waldszenen; Gesänge der Früheばかり聞いています。

これから先、小さな子供達に琵琶を教えられるようになりたいなとか、年齢問わず沢山の人と琵琶を楽しめる様になりたいなぁ、とか。やりたい事は増えるばかりです。そして、間も無く来春2つ目の演奏会のご案内ができるかと。その準備をしてきます。

日差しと木々。

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