※画像はいつぞやの歌舞伎座
琵琶奏者はただいま全国にどのくらいいらっしゃるのか?というご質問を、演奏会の後にいただいたりします。
琵琶には薩摩・筑前・平家・肥後・盲僧などの種類も多く、さらに細分化してそれぞれに流派が存在していて、
幅広い年代の奏者の方が全国でご活躍されています。うーん、さて実際にはどのくらいいらっしゃるのでしょう。いつも返答に困ってしまいます。
街を歩けば琵琶教室、という時代もあったそうですので羨ましい限りですが、琵琶の人気が戦後に下火になったとはいえ、今現在も絶えずに芸能が受け継がれていることは素敵だなあと思う近頃です。
さて、昨年の歌舞伎「刀剣乱舞」には琵琶で長須与佳(ともか)さんがご出演されており、ご覧になった方々から「琵琶がすごかった!歌って弾いて、すごかった素晴らしかった」(※ほぼそのままテキストにしました)とのお声を何度もお聞きしました。琵琶がこんなにフィーチャーされる時代が来たのかと・・大袈裟ではなくそう思っていました。琵琶を生業にするものとして大変感慨深いことですし、そこで活躍される先輩方がいらっしゃることも、本当に素晴らしいことです。
今年も全ての公演に琵琶で長須さんがご出演なさるとのことですので、(すでに大人気の歌舞伎というのは存じていますが)琵琶にご興味がある方も是非にご覧になってみてはいかがでしょうか。かくいう私も、昨年はなかなかタイミングが合わず伺えませんでしたので、今年こそは!
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