BRUTUSさんに鶴田錦史先生登場

鶴 鶴田流(鶴派)の開祖、鶴田錦史先生(つるた きんし、1911年8月15日 – 1995年4月4日)は、大正から昭和時代にかけて活躍した薩摩琵琶演奏家です。

鶴田錦史先生の生き様はぜひ書籍をご一読頂きたいのですが、本日はBRUTUSさんの記事をシェア。

記事中にも登場した本は↓↓↓

さわり: 天才琵琶師「鶴田錦史」その数奇な人生 単行本 – 2011/11/2
佐宮 圭 (著)

大変興味深い一冊です。鶴田流のなんたるかをそれほど深く知らずにこの道へ入った私でしたが、早々にこの本を手に取りました。戦後を生き抜いた人々に共通しているのかも知れませんが、なんと強く逞しい生き方かと・・・それはもう圧倒的に。琵琶という芸能は常に高みを目指すものであり、その人の一生そのものなのだと、それからずっと感じています。

ひよっこな私めではありますが、音源を聴き曲を弾きそして舞台を重ねる度に、鶴田先生は懐の深い芸能を体現していらしたのだなあとも感じます。器が大きいゆえに完成しない、そんな大器晩成の本来の意味を思います。

私は孫弟子に当たりますので、師匠や他の先生方から、時折鶴田先生のお話を聞くことができます。そうやって繋がっているものを大切にしたいなあと、改めて思った1日でした。

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