薩摩琵琶 鶴田流演奏家 千山ユキ
Yuki Chiyama
岩手県奥州市(水沢)出身 東京都在住
薩摩琵琶鶴田流を岩佐鶴丈に師事
遊絃楽舎 (雅楽と薩摩琵琶の演奏会を企画開催)
日本琵琶楽協会会員
鶴翔会会員(鶴田流一門の会)

経歴/受賞歴
【受賞歴】
第59回 日本琵琶楽コンクール第1位 (2023年開催・日本琵琶楽協会/東京新聞社主催)
文部科学大臣賞
NHK会長賞
辻靖剛賞
鶴田錦史賞
石田琵琶店賞
2021年 NHK邦楽オーディション合格 (NHKFM 邦楽のひとときへ出演)
【経歴】
薩摩琵琶鶴田流を岩佐鶴丈に師事。
日本の弾き語りの古典芸能、薩摩琵琶の演奏家として各種コンサートへ出演、国内・海外で演奏活動を行う。琵琶の古典曲演奏を主軸としながら、様々な芸能/音楽(演劇・舞踊・詩・落語・ロシアやインド、アフリカの古典楽器など)との共演にも積極的に取り組み、古典芸能「薩摩琵琶」への入り口を広げている。近年では、ソロプロジェクト「旅する琵琶」と題した演奏会を定期的に開催し、開催地に縁の物語に取材した琵琶曲の創作と演奏を行い、全国を巡っている。
2021年に雅楽演奏家の佐藤愛美氏と共に演奏家団体「遊絃楽舎」を立ち上げ、雅楽と薩摩琵琶による主催公演を企画・実施。2022年より大分・北九州・青森・岩手・神奈川などで公演を行い、現在も都内を中心に活動。
Biography/Awards
Yuki chiyama is Satsuma Biwa (Japanese Biwa Lute & Storytelling) performer.
She became a disciple of Mr. Kakujo Iwasa.
Yuki Chiyama obtained several awards, 1st Prize at the Biwa Music Competition in 2023 and a grant from the Ministry of culture.
Award:NHK(Japanese national radio and television) Chairman’s Award, Kinshi-Tsuruta Award, Tuji-Kinko Award.
Yuki Chiyama is active in many fields. (performed in concerts, recordings, theatrical accompaniment, Creating new songs,Organizing classical performing concerts)
皆様はじめまして。薩摩琵琶の演奏を生業としております、千山ユキ(ちやまゆき)と申します。
ようこそこちらのホームページにお越しくださいました。
日本最古の「語り物」、薩摩琵琶という芸能には馴染みのない方も多いことと存じます。
琵琶は、一人で琵琶を奏しながら物語を語る、弾き語りの芸能です。古から現在へと続く「人の物語」を力強く表現します。もしご興味をお持ちになられましたら、ぜひ一度気軽に演奏会へお越しになって見てください。
声、琵琶の音色、聞こえてくる物語、程よい緊張の中に身を委ねる感覚。さまざまな「はじめて」を体験していただけるのではないかと思います。願わくはその体験が、皆様の暮らしの中や心の片隅に種となって残りましたら、演奏家としてとても幸せに思います。
「特別な日の芸術ではなく、日々の暮らしの延長線上にある音楽として」
薩摩琵琶と聞くと、古くて難しく、敷居の高い古典芸能と感じられるかもしれません。しかし、琵琶が語り継いできた物語の根底にあるのは、かつて生きた人々の日常や祈り、自然や人を愛する気持ち、そして平和への切なる願いです。
私たちが日々を生きる中で感じる喜びや悲しみは、何百年も前の人々が感じていたものと、きっと地続きで繋がっています。
古典芸能を受け継ぐとは、楽しく面白い事の裏側にある、辛く苦しい側面も引き受けることに他なりません。
琵琶楽の大きな流れの中で、素晴らしい先達や師の教えのもとに学び、今の時代を生きる皆様へと琵琶楽を伝え続ける事ができましたら幸いです。


主な演奏活動(コンサート)演奏会後記はこちら
2026年 東京・江戸川橋 「琵琶と語りで聞くー平家物語ー」(共演:語り 平山ヤエ)主催:結い話座
2026年 東京・日暮里 延命院 「語り・雅楽・琵琶による小泉八雲の怪談」主催:遊絃楽舎
2026年 東京・世田谷 PHILIP WOO WITH RESONANT JAPAN SPIRITS (共演:PHILIP WOO /箏 吉越大誠 /ジャンベ SUGEE /Everett Kennedy Brown/HORI JUNKO
2026年 東京・江戸川橋 「狂言と琵琶を楽しむ会」(競演:河田全休)主催:和楽座
2026年 東京・豊洲シビックセンターホール Japonism Orchestra東京公演 2026
2026年 東京・江戸川橋 第5回旅する琵琶の会「馬にまつわるものがたり」
2026年 東京・江戸川橋 「琵琶と語りで聞くー安珍清姫ー ー海士ー」(共演:語り 平山ヤエ)主催:結い話座
2026年 東京・西荻窪 「ビワタブラシタ」(共演:シタール 武藤景介/タブラ 池田絢子)
2026年 東京・江戸川橋 「琵琶と語りで聞くー桜の森の満開の下ー」(共演:語り 平山ヤエ)主催:結い話座
2026年 東京・門前仲町chaabee 「レクチャー&ライブ シタール✖️琵琶」(共演:シタール 武藤景介)
2026年 熊本・香福寺「旅する琵琶の会in熊本」
2025年 台湾(台北)・大院子/東美院/司令大院子 「聲韻流光」主催:郭木生文教基金會
2025年 東京・晴れたら空に豆巻いて「OKURIBON」 (共演:ジャンベ/SUGEE 箏生田流/吉越大誠)
2025年 東京/長野/茨城 「オルガンヴィトー公演 幻想探偵外伝 猩猩異聞綺譚」出演
2025年 岩手・盛岡 料亭駒龍 「旅する琵琶の会」
2025年 香川・高松(旧南原邸)(屋島寺・扇誉亭)/志度 主催:一般社団法人スタイルジャパン
2025年 岩手・釜石 「いわて世界遺産まつり」出演
2025年 京都・大光寺「第4回 狂言と琵琶を楽しむ会」(競演:河田全休)主催:和楽座
2025年 東京・月花舎 「3人の詩人と3人の音楽家」(Steven J Fowler/Colin Herd/MIYA/寳玉義彦 /
山口廣和 )
2025年 台湾(台北)・大院子 古今新生ー日台交流芸術祭ー(共演:ジャンベ/SUGEE 箏生田流/吉越大誠)
2025年 東京・延命院「義経」主催遊絃楽舎(共演:語り/坪井美香 笙/音無史哉 能管/松田弘之 他)
2025年 藤沢・本蓮寺「義経」主催遊絃楽舎
2025年 福岡・みやま市 「源平琵琶合戦」(共演:琵琶/尾方蝶嘉 筑前琵琶/石橋公姫 琵琶/岩下小太郎 他)
他
2024年 東京・三鷹「ジャポニスムオーケストラ」(脚本参加)主催:FippaMusic
2024年 京都・大光寺「第2回 狂言と琵琶を楽しむ会」(競演:河田全休)主催:和楽座
2024年 東京・東銀座「Piano×Biwa」(共演:ピアノ/須藤信一郎)
2024年 東京・延命院「怪談」主催:遊絃楽舎 (共演:語り/平山ヤエ 笙/音無史哉 琵琶/岩佐鶴丈)
2024年 東京・延命院「第1回 狂言と琵琶を楽しむ会」(競演:河田全休)主催:和楽座
他
2023年 東京・下北沢アレイホール「琵琶×パーカッション 栄枯盛衰」(共演:柿崎幸史)
2023年 神奈川・龍口寺 「薩摩琵琶×雅楽×声明 祈る声」主催:遊絃楽舎
2023年 神奈川・本蓮寺 「小泉八雲 怪談」主催:遊絃楽舎
2023年 岩手・盛岡 CafeBarWest3 / 奥州市安養寺 「琵琶×パーカッション 栄枯盛衰」
2023年 東京・港区伝統文化交流館 「琵琶づくし」主催:琵琶ひとひら会
他
2022年 岩手・大梅拈華山 圓通 正法寺 「修羅と浄土 薩摩琵琶×雅楽×語り」主催:遊絃楽舎
2022年 岩手・奥州市文化会館 「修羅と浄土 薩摩琵琶×雅楽×語り」主催:遊絃楽舎
2022年 大分・iichiko音の泉ホール 「薩摩琵琶×雅楽×語りによる平家物語」主催:遊絃楽舎
2022年 東京・赤坂TBS舞台「茜まつり」※琵琶ひとひら会
他
2021年 東京・延命院 「平家物語」主催:遊絃楽舎
2021年 東京・目白庭園 「娑婆と常世」主催:遊絃楽舎
2021年 東京・アトリエファンファーレ高円寺 「朗読劇 春夏秋冬」主催:ProjectK
2021年 東京・旧安田楠雄邸 「初春に聞く琵琶の音」主催:鶴田流琵琶の会
他
2018年以降 東京・酢飯屋 「琵琶たまの緒の会」サロンコンサート(現在まで12回開催)
2018年 東京・麹町「邦楽ライブ第11弾」(歌舞伎囃子方福原鶴十郎氏・他)
2017年 横浜・SHUHALLY 「十川賀菜子×山夲順子×長谷川泰子 3人展 UTAKATA 琵琶茶会」
他多数
Works
- 2025年 【琵琶新曲】「修羅と浄土」岩手県平泉 奥州藤原氏の栄華と平和への願いの物語
(2025年10月 いわて世界遺産まつりin釜石にて初演) - 2025年 【琵琶新曲】「建礼門院徳子」平家物語より
- 2025年 【琵琶新曲】「海士」香川県高松市志度「志度寺縁起」より 海女の珠取り物語
- 2025年 【琵琶新曲】「桃太郎討伐」 尾崎紅葉作「⻤桃太郎」より 苦桃ヨリ出デシ苦桃太郎、桃太郎ヲ討ツ?
- 2025年 【琵琶新曲】「⻤やらい」 狂言「節分」より 蓬莱ヨリ来リテ女人ヲ恋フル⻤ノ語
- 2025年 【琵琶新曲】「一夜婚礼」化物婚礼絵巻より
- 2024年 【琵琶新曲】「五頭龍と弁財天」江ノ島縁起より
- 2024年 【琵琶新曲】「十五夜」狂言月見座頭より
- 2024年 【琵琶新曲】「蒼海波」藤原師長の流罪と秘曲譲り
- 2024年 【レコーディング】HISASHI氏の「和楽器のためのバーチャル演奏システム」無限段物への参加
- 2023年 【企業CM】琵琶所作指導
他 ※新曲は全て詞/作調 千山ユキ
Media
- NHKFMラジオ「邦楽のひととき」出演多数
- 2023年 【取材・出演】フジテレビ「めざましテレビ」キラビトコーナー
- 2023年 【出演】NHKFM「邦楽のひととき」 ※2023年コンクール優勝者として
- 2023年 【出演】スカパー「寄席チャンネル」 ※港区伝統文化交流館「琵琶づくし」収録
- 2022年 【出演】奥州 FM「Fine」
- 2023年 【出演】NHKFM「邦楽のひととき」 ※邦楽オーディション合格者として
- 2022年 【取材】岩手県南 胆江日日新聞 文化欄 ※遊絃楽舎「修羅と浄土」公演
- 2022年 【取材】岩手県南 胆江日日新聞「ひと」コーナー
- 2022年 【取材】岩手日報文化欄 ※遊絃楽舎「修羅と浄土~奥州藤原氏の栄華と義経」公演
- 2022年 【出演】大分 NOAS FM(FMなかつ)「VividColor」 ※「平家物語」大分公演
- 2022年 【出演】NHKFM「邦楽のひととき」 ※コンクール入賞者として
- 他
千山 ユキ(Yuki Chiyama)鶴田流 薩摩琵琶奏者
日本国内の琵琶楽コンクールにおいて頂点に立ち、「日本一」の称号を持つ薩摩琵琶奏者のひとり。
長い年月をかけて琵琶楽を受け継いできた先達、師への敬意と共に、伝統的な「薩摩琵琶」の系譜を現代へと繋げてゆく試み・演奏活動を行なっている。
千山が重んじるのは、師の教えに基づく一音一音への誠実さ・語りの奥深さ・古典の音楽や物語が持つ本来の凄みである。琵琶の激しく豪快且つ繊細な音色、静寂を引き裂く圧倒的な語りのうちに、確かな技と伝統の重みを響かせるべく、研鑽を重ねている。
彼女の音楽の根底にあるのは「日々の生活と音楽の地続きのつながり」である。
人々の暮らし、祈り、喜びや哀しみが積み重なって生まれた古典芸能を、決して遠い存在とはしない。ラビンドラナート・タゴールが人々の素朴な生活や自然の営みの中に宇宙の調和を見出し、エミリー・ディキンソンが日常の静寂の中に平和の尊さを見出したように、彼女もまた、生活の中で強く静かに琵琶楽と向き合っている。
先人への敬意を忘れることなく、人々の営みと伝統の深みへと誠実に向き合うその活動は、国内の熱心なファンのみならず、本物の日本文化を求める海外の人々からも確かな信頼を得ている。
Yuki Chiyama is a leading Satsuma Biwa player and the recipient of Japan’s top award in the field.
With deep respect for the predecessors who paved the way, she faithfully preserves the orthodox lineage of this traditional stringed instrument, which was once cherished by the Samurai as a spiritual anchor.
Chiyama places the utmost importance on absolute sincerity toward every single sound. Within the fierce, thunderous strikes of the large plectrum and the breathtaking intensity of the dramatic storytelling, the undeniable weight and refined technique of Japanese tradition come alive.
At the very core of her artistry lies a belief that music is deeply intertwined with daily life. Classical performing arts are not museum pieces; they were born from the everyday joys, sorrows, and prayers of people throughout history. Just as Rabindranath Tagore found cosmic harmony in the simple rhythms of daily life and nature, and Emily Dickinson discovered the sublimity of peace within the quiet moments of the everyday, she approaches the Biwa with a warm perspective that connects with our modern lives.
By linking the ancient battle tales and their inherent prayers for peace with the texture of our own daily experiences, Chiyama serves as a bridge, connecting the past with modern audiences and global travelers alike.
By remaining deeply devoted to the teachings of her predecessors while honoring the everyday human spirit, she earns the profound trust of both domestic connoisseurs and global cultural explorers.
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